カノムチン

 タイ庶民の味,カノムチンです。カノムチン,見た目は茹で上げた日本の素麺です。水でといた米粉を冷麺のようにしてつくったカノムチンは,できた生麺をカゴに入った状態で売っています。

 食べ方は,カノムチンを器にとって,もやし,キャベツの千切り,インゲン,このインゲン30センチほどの長さがあるのを短く切って,これらの野菜を麺にのせ,細く割いた鶏肉を入れたゲーンキャオワーン(グリーンカレー)のスープをかけて食べます。
 同じ米粉の麺のクウェティオは,箸を使って食べますが,カノムチンはスプーンとホークで食べるのが決まりのようです。

 とりあえずタイ料理は野菜をたくさん食べます。カノムチンもぶっかけ飯の範疇のようで,ぶっかけ飯屋のテーブルには写真のような無料の野菜がおいてあるので自由に食べます。

 タイ人は,食器にお金を使いません。ホテルや超高級レストラン以外の食器はプラスチックが相場です。それも揃っていたためしがありません。とりあえず料理が美味ければよしに徹しています。