サイ・トゥン(袋に入れて)

 タイでの食事の持ち帰りは,食べたいものを注文て,そして「袋に入れて」と云うと,もう芸術的と云うほかない技で注文をした食べ物をビニール袋に入れてくれます。
 日本のラーメン屋で「ラーメンを持ち帰るので袋に入れて」なんて云ったらどうなるかな。タイではこう云うこと言う方も言われる方も当たり前のことなので・・・。

 朝飯:
 朝からイーサン屋台は鶏肉,プラー・デゥックと云う鯰を焼く煙でむんむんです。朝からこんな油濃いもの食べられないという感じ,小生は豚の干し肉を揚げたものをカオニャオ(もち米)で食べました。15バーツです。デザートに,パトンコーと云う揚げパンをつまみ,Big-Cのバーゲンセールで買っておいたネスカフェのタイ式イースタントコーヒーを飲みました。パトンコーは4個で10バーツです。

 
 昼飯:
 クウェティオ・ナムサイ・センレック(米粉の麺のスープ入りの麺は細),クウェティオ・センレック・ナムサイと云ってもよいようです。順番はどう云ってもいいようですが,注文のたびにスープを入れるか入れないか,麺の太さを3種類から選び,店によってはのせる具まで指定しなけれなりません。たかだか邦貨にしたら100円の麺にコトコマカに注文しなけれならない面倒さ,これがタイなのだと,食べることへの情熱に感心すると云うかあきれ果てています。
 写真の袋は左から,クウェティオに入れる調味料と云うのか薬味なのかの唐辛子の入った酢,砂糖と唐辛子。クウェティオの麺とスープは別々の袋に入っています。それからルーク・チン・ピン(魚のネリモノの焼き団子),ルーク・チンのタレ,それからキャベツ。キャベツは辛いものを食べたときの口直し・辛さ抑えのサービスとしてルーク・チンのタレについてきたおまけです。クウェティオ35バーツ,ルーク・チン1本10バーツです。

 クウェティオ・ナムサイの味付けは,食べる本人がします。ナンプラー,砂糖,粉唐辛子,辛子の入った酢を使って味付けをしますが,小生は無精をしてルーク・チンにタレをたくさんつけて食べて,そのタレの甘辛さが口に残ってる間に麺とスープを口に入れるのです。麺はすすりたいのが日本人ですが,タイでは麺をすするのはご法度です。

 
 夕食:
 近所のアハーン・ターム・サーング(注文通りに調理する)店の出前です。写真左上から時計回りに,パット・パックルアム(野菜炒め)です。次がトムジュー・ルアム(ミックス・スープ),海苔を多めに入れてもらいました。加工されていない海苔なので,食感は岩海苔です。プラー・トゥー(鯵),くさやまではいきませんが発酵させたタイ独特の鯵です。しまいがナムプリック(鯵につける辛いタレ)です。3人前で240バーツ。

 たまにはこんな夕食も・・・_MKのタイスキの出前です。熱湯に近いタイスキのスープもビニール袋で出前されます。写真は,危ないのでスープをタイスキ鍋に移してしまいました。タイには一家に一台はタイスキ鍋があります。