17回目の誕生日会

昨日,3月7日は武志政幸の誕生日。政幸が亡くなって17年がたった。
午前中,のぶおさんから政幸のお墓の写真がメールで送られてきた。夕方,魁三太郎から,じん麻疹で今晩は行けないからとの電話があった。
3月7日の夕に,町屋の政幸の家に,めいめい酒の肴をぶら下げて高校,大学時代の友だちが集まるのだ。お互い,この日のために連絡は取り合っていないので,誰が来るかは当日にならないとわからない。政幸が闘病中に誰かがバースデーケーキを病室に持ち込んだらしい。政幸は食道の病気でうらめしそうにケーキを見ていたそうで,野辺送りがすんだ夜,来年の政幸の誕生会を盛大にやろうということになり,その誕生日会が今も続いている。
のぶおさんとユキミが今年の会のセッティングをしていてくれた。ぶおさんとユキミは小生のブログにときたまでてくるへんなおじさんと一癖あるおばさん。
おっか(政幸のお母さん)は煮込みを用意してくれていた。おっかは,昔,巣鴨で「竹や婦」という料理屋をやっていた。おっかの煮込みは店では出さなかった隠れメニュー。店は,赤塚不二夫さんなども来ていた。ちょっと知られた店だったが,バブルの時代に立ち退き,店を閉めてしまった。
ヨッシーは,三浦夫婦に昨年の夏に肺癌で入院した話,そして最近転移したことをおもしろおかしく説明をしている。ユキミはおもろ顔の猫の写真をみんなに配信するが,爺婆ばかりで受信ができない。政幸の姪がおじさんたちの携帯を操作して受信をしてあげている。
やや遅れて剛夫婦がくる。ヨッシーは,剛ちゃんにも詳しく話す。話は変わって三角寛の話になる。三角寛さんは,三浦夫人のおじいちゃんになる人。剛ちゃんはのお母さんは松田甚次郎さんの弟子。剛ちゃんに甚次郎さんのことやればという。剛ちゃんは,今,人気の新劇の脚本家。お前,賢治に戻ったらといわれる。甘い物はだめなはずの善ちゃんがフルーツ入りのチーズを食べている。
陶芸家のひでこちゃんが焼いた恒例のバースデーケーキを食べ,帰りたい人は帰り始める。ヨッシーのことが気になるが,高校で落第して,大学はストレートで卒業,社会に出たときはみんなと一緒ってな訳で,帳尻合わせの名人だから大丈夫だろう。