益子焼

poo-takada2008-10-12


 今日は,急須を買う目的で益子へ行った。益子の城内坂のお店の急須を片っ端から見て回る。
 一軒のギャラリーで柿釉円皿を見た。綺麗なので一枚買った。柿釉は典型的な益子焼釉薬である。貧乏人のおじさんにとっては濱田庄司の皿を買ったようなものだ。土鍋も綺麗だった。

 結局,急須はいつもの「象嵌の大塚」で買った。作は現ご主人のものである。前主人の故貞夫さんが考えられた鯊のオブジェが急須の蓋の取っ手についていたので決めた。それから,ぐい呑み,醤油差し,蚊取線香置きを買った。ぐい呑みは烏龍茶を飲むのに使う。醤油差しは,買うつもりはなかったが,見比べているうちに買ってしまった。その横に鯊のオブジェがついた蚊取線香置があった。夏のしまい忘れかなと思って聞いてみたら,売り物だというので買った。
 大塚貞夫さんの象嵌の作品は,見た目はざらざらした感じであるが,肌触りというか口当たりがとても柔らかいので好きになった。器よりも鯊のオブジェを多く持っている。亡くなられてからだいぶたつので,貞夫さんの作品も少なくなってきた。お店に残っているのは急須の蓋だけとかで,おじさんは,あと何年かしたらこの急須の蓋をかうだろうなと,お店で馬鹿な自分を想像した。家に帰ったら,もうすでに一つ買ったのがあった。

 それから,益子焼共販センターで当たり鉢と雪平鍋を買った。当たり鉢も雪平鍋も探せば有名な作家の作品もあるはずだが,午後三時を過ぎていたので諦めて帰ってきた。