蕪素 九月の句
バンコクでの句
芭蕉の葉托鉢の僧通りけり
放生の鯰逃げけり朝の市
バンコクのとあるソイ(路地)の朝市で見かけた金魚屋さんである。
ソイの奥の方にはワット(寺)があり、ワットの横には水路がある。
この金魚は、その水路に放つのか、持って帰って観賞用にするのかは定かでないが,
水路の縁では,お坊さんにダンプ(喜捨)する品々や放生用の鯰や泥鰌を商っている人がいた。
ビニール袋に入った金魚
タイ人のビニール袋のとり扱いには,感動します。
ラーメンだって,珈琲だってテイクアウトと云えば,
ビニール袋に入れてくれるからね。
縛り口のゴム輪の巻き方は芸術品です。
バンコクの水路は汚いよ。
後生のために、放流するのだけれど、放流されたら
魚たちは、絶対即死するね。